好きと言うために！【夜明け告げるルーのうた】
【夜明け告げるルーのうた】
を見ました
この作品は湯浅政明監督の長編アニメーション映画で
2017年に公開されたものです
少年カイと人魚の少女ルーの出会いと別れの
不思議な物語を描いた作品です
ルーは不思議な力が使えます
水を自在に操れたり
犬に噛みついて人魚にしたり
音楽を聴くと尾ひれが足になったりします
力というのはどんな作品でも厄介なものですね
最初は、すごいじゃないか！ともてはやされても
途中からは危険なものという認識が持たれてしまいます
力に群がるのは人間の性なのでしょうか
人って醜い生き物ですね
カイの友達の女の子が家出したとき
その原因をルーのせいにしました
元々、「人魚は人を食う」という言い伝えが村にあったため
家出した女の子がルーに食べられたと勘違いしたのです
村のみんなはルーに酷いことを言いました
さらに殺そうとしました
私はこれが人間の本性だと思いました
本当に何かを恨んだ時
その人の本性が出ると感じました
全てを見終わって
この作品から
「自分に正直になれ！」
というメッセージを受け取った気がします
好きなものを好きと言えるのか？
この疑問を私自身に問いかけたとき
「言えない」と答えてしまう自分がいました
そしてそれは
とても情けないことのように感じます
”正直な気持ちを自分で止めてしまっている”
こんなに格好の悪いことはないと本気で思います
はっきりと「好きだ」と言える人が
果たしてこの時代に何人いるのでしょうか...
カイの父親がカイに
「お前は思った通りやればいいんだ！思ったことを言っていいんだ！」
と言います
本当にその通りです
自分の思ったことをそのままやればいいです
このセリフのシーンを何度も見返して
何度も泣きました
こんなに単純なことなのに
とても難解なことに感じてしまう
そんな自分がとても情けないです
私はこの作品を見て本当に良かったです
私は【夜明け告げるルーのうた】が大好きです
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