人間を目指そう
私は他の人とは違って
「上手く人間になれない」
と感じることがあります
みんなと同じような振る舞いができず
劣等感が自分の心に押し寄せてきます
誰かのモノマネをして生活して
人間を演じているような
そんな錯覚に陥ることが多いです
みんなはよく人間をやれていますよね
笑顔の作り方が上手かったり
人との関わり方が上手かったり
私には難易度の高いことを平気でやってのけます
私がやってのけようと努力してみても
不自然になってしまって
結局は諦めてしまいます
以前
芥川賞を受賞した「コンビニ人間」を読んだことがあります
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この本はとても面白いと感じる本でした
もちろん人気作品ですから
面白いのは当たり前かもしれませんが
私が特に面白いと感じた理由は
なにより共感できる点がいくつもあったからです
コンビニ人間の主人公は
社会不適合者と呼ばれる人々の一人です
「コンビニのためだけになら人間でいられる」
そんな人物を描いている作品です
その主人公は常に周りの人間のモノマネをして
人っぽく見られるような努力をしています
同じ喋り方をしてみたり
同じお店の靴を買ってみたりして
違和感なく溶け込むことに全力を注いでいるような感じです
これを読んでいて
私もモノマネをしているんだと改めて思いました
家族のモノマネや友達のモノマネ
憧れているスポーツ選手のモノマネや好きな芸能人のモノマネ
これらで構成されているのが私です
もう一つ共感したものがあります
RADWINPSの「棒人間」という曲です
この曲の歌詞の最後の
「人間でありたいのです」
というところがとても好きです
私は人間でありたいです
これからも頑張って人間をしていこうと思います