ニパウイルス感染症
ニパウイルスという致死性の高いウイルスが
インドで流行しています
こちらの記事によると
インド南西部ではウイルス感染者が新たに死亡し
27日に犠牲者が13人になったとのことです
この他にも
患者2名が陽性反応を示しているようです
ニパウイルスに有効なワクチンは存在せず
致死率は70%にも上ります
ニパウイルスは非常にまれな感染症で
インフルエンザに似た症状を引き起こし
苦しみながら脳炎や昏睡状態に陥ります
感染経路は
ブタ、イヌ、ネコ、ウマ、コウモリ
から感染することがあるようです
また、低確率ではあるようですが
ヒトからの感染もあります
オオコウモリが自然宿主で
そこから感染していくことが明らかになっています
過去には
マレーシアとシンガポール、バングラデシュで流行しています
1998~99年にかけてマレーシアとシンガポールでは
感染者265名、死亡者105名が報告されています
2004年にはバングラデシュで2度の流行が報告され
感染者57名、死亡者43名でした
ワクチンがないため特別な治療法はなく
症状に合わせて処置するしかありません
参考;
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/447-nipah-intro.html